先日、かえるえん・かえるのがっこうの子らと
油谷島一周遠足をした時のこと。
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半分ほど歩いたところのビーチで
お昼休憩をして楽しんだ後、
さぁ出発するぞ
って時のこと。
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男の子らが
「これ、持って帰りたいー!」
とのこと。
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何かと思って振り返ってみると
砂が大量に入った丸くて持ちにくい容器(以下、砂の丸い容器)。
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(海ゴミが大量に漂着しており、しばしばその海ゴミが子どもの遊び道具になります)
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「おぉ、これを持って帰りたいんだね。」
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持ってみると少なくみても3kgはありそう。
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午前中だけでも
結構歩き疲れていて、まだ半分近く残っている・・・
それを持っていくのは難しいだろうと
「それを持って歩いて帰るのは大人のおいらでも結構大変だし、今日はここに置いておいて、また別の日に車できた時に持って帰るのはどうかな?」
と伝えた。
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でも
どの子も
「今、持って帰りたい」の一心で
聞く耳を持ってくれない感じ。
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しばらく問答があった末に
ある子が言った。
「(難しいかもしれないけど)挑戦してみたいんだよ」
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その言葉を聞いて
はっとした。
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挑戦したかったんだ。
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「それなら、ぜひやってみたらいいよ」
と応援することにしました。
(最後まで自分の荷物を持って歩いて帰ると約束をした上でですが)
そこからが面白くて
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「あの目印までね」と
電信柱などにつくたびに交代して運んでいたり、
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明らかに午後になり、疲れてきていてペースも落ちていたが、
砂の丸い容器を交代で持つことは辞めずに、健氣に歩き続けたり、
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あれだけ力強い言葉で「挑戦してみたい」と言っていた子が
「やっぱり辞めた」と離脱したり、(コレニハビックリシマシタw)
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持って帰りたいと一言も言っていなかった子が
「私もやるー!」と手伝い始めたり、
途中で砂がこぼれたら
集めて拾って容器に入れ直したり、
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今日一番急な坂に差し掛かっても誰もやめようとせず、
(離脱した子も結局すぐにまたやり始めました(笑))
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なんなら砂の丸い容器のおかげで歩けているのかもしれないと思うぐらいでした。
そして、かえるえんまでラスト30分ぐらいのところにも持って帰ってきていたため、
このまま持って帰るんだろうなとスタッフと感心して話していた矢先に
ある子どもがおもむろに砂を崖の方に捨て始めました(笑)
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この後の展開を見守っていると、
特に誰も何も言うこともなく、
(むしろ、もうそのことに興味なくなっていたのかな)
そのまま砂の丸い容器はある子のリュックに入れられ、
あれだけ熱心に運んでいた砂の丸い容器のことは誰も忘れたかの様になっていて
ちょっと拍子抜けしました(笑)
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この日は天氣にも恵まれ、
合計6.3kmもの道を子どもらと歩きました。
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小学生もそうですが、
幼稚園生は特によく歩いたと思います。
みんな砂の丸い容器を運んでいたから運べたのかな(笑)
みんなで、1日歩いて島一周遠足して、楽しかったです^^
いや~、良き1日でした。
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