「俺、知ってるよ。教えてあげようか?」
ノコギリの使い方を初めて来た子に伝えていると、
横からある子がその子にそう声かけてました。
彼は、ここに来て3回目の子。
最初は、彼も右も左も分からなくきょとんとしてましたし、
むしろ若干緊張している様子でしたが、
今までの2回でかえるのがっこうのことが少し分かり、
ちょっぴりたくましくなり、ちょっとづつ任せれることが
増えてきているのです。
実際、彼は当初は包丁を持ったことすらなかったのですが、
包丁でキュウリやニンジンを薄く丁寧に切れる様になりました。
最初にキッチンスタッフが少し教えただけなのですが。
きっとこれは彼がそこに好奇心があったということだけだと思います。
もしかしたら、センスもあったかもしれませんが、
何より好奇心があったからだと思います。
かえるのがっこうでは、
子どもの好奇心がむいたことができるということをすごく大事にしています。
「あれって何?」
「これはどうやってやるの?」
「あれ、面白そう!」
などと思うのが好奇心ですが、
その好奇心が向いていることってすごくて
例えば、今までここに来た子で言うと、
沖縄のヤンバルクイナという珍しい鳥に興味を持った子がいて、
その子はそれを研究するために、それ専門の大学を目指していたり、
ある子は、竹や木の枝で何かを作るのが好きすぎて、
大人より早く手軽に弓矢を作る子がいたり、
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好きこそものの上手なれ
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と言いますが、
本当にそうであることが子どもを見ていると良く分かります。
今回は1泊2日のキャンプだったのですが、
その中でもたくさんの好奇心が湧いている様なシーンをたくさん見かけました。
海水浴が楽しすぎて、スイカ割りなどやっていても関係なく
ずーっと泳いでいる子がいたり。
ヒトデを初めて見て、びっくりしてさわれなかったのが、
しばらくすると触れるようなり、
海から帰る頃には、持って帰りたい!と思うほど、
ヒトデに愛着がわいている子がいたり。
汗がぼたぼた垂れて暑い中でも、竹工作が楽しすぎて、
他の子らが水遊びをするのも傍目にずーっと竹工作している子がいたり。
子どもの好奇心がどこに向くかなんて誰にも分かりません。
でも、これからもその好奇心をそのまま育んでいける
そんな場所であり続けられたらなとと思いました。
さぁ、次回は、8/16(金)~18(日)の夏のスペシャルキャンプです。
乞うご期待!
まだ少し空きがありますので、ご興味ある方はお氣軽にお問い合わせください。
また、今回初めてだった子も、
冒頭で紹介した子の様に
きっとたくましくなっていることと思います。
なかなか、現代の状況では難しいかもしれませんが、
子どもらの成長を見守れる時間が少しでもあれば、子どもらはより輝くのではないかと思っています。
ボランティアスタッフも募集しておりますので、子どもだけでなく、手伝いたい人、何かの形で関わりたい人は、お氣軽にお問い合わせください。
けん
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