バケツで水を運ぶ（7/5(土)~6(日)かえるクラブC 水鉄砲＆流しそうめんキャンプ）

「ね〜！水鉄砲どこ？」

「早くやりたい〜！」

水鉄砲をする準備をしていたところ、子どもたちがその時を今か今かと待ちきれない様子でいました。

そこにいたある子は、プールに水がたまるのが時間がかかっている様子を見て、

どこかへ行ったかと思うと、

しばらくすると、水が入ったバケツを重そうに持って、現れました。

「これも入れていい？」

「もちろん。」

それを何回か繰り返していると、

それを見ていた別の子までもがバケツを持ち出し、運んできました。

しかも、男の子らを中心に何人も。

その様子をスタッフで見ながら、話してました。

「いいね。まさに、これが協力だね。」

と。

と言うのも、これは、水鉄砲＆流しそうめんキャンプの１コマですが、

その最初に全員でこんな話をしていました。

「かえる村のキャンプはどんなキャンプだと思う？」と聞いたところ、

「みんなで大家族のキャンプ」

と、かえってき、

「大家族ってどういうこと？」と聞くと、

「みんなで協力する」

と、かえってき、

「協力するってどういうこと？」と聞くと

「協力するってことは助けるってこと」

という話をして始まったのです。

その話があったから余計に、この水運びしている様子が、

素敵だなと思いました。

そのおかげもあって始まった水鉄砲大会。

みんなずぶ濡れになって遊びました。

暑かったから最高に氣持ちも良く、いい時間を過ごせました。

バケツで何人もで協力して水を溜めたから余計に楽しめた気がします。

今までかえる村を始めて12年目ですが、

2時間近くも水鉄砲をしたのは始めてです。

他にも、昼ごはんを食べるのも後にして、虫取りに熱中していたり、

虫かごいっぱいにバッタを捕まえて、それをニワトリにあげていたり、

虫かごいっぱいにサワガニを捕まえて、そのうちの大人のサワガニ以外を逃して、素揚げにしていただいたり。

お互いの想いが噛み合わずにケンカやぶつかり合いになったりしている場面もありましたが、それを仲介する子がいたり、話し合いしようとする子がいたり、

積極的にみんなのために片付けや準備を手伝う子がいたり、

そんなこともひっくるめて、いい時間を過ごせたのではないか？と思います。

かえる村では、自分の周りの世界を平和にする子どもを育てるためにやっています。

そんな一端につながる１泊２日になったとしたら幸いですし、

なったのではないかなと感じました。