タコクラゲ(9/6(日)かえるクラブB)

「もう、ちょっと逃がしてあげたら?」

海から捕まえてきたタコクラゲが、バケツと虫かごの中に、気づけば20匹以上(笑)

「これ、さすがに多すぎやろ〜」

「このままやったら死んじゃうで〜」

そんな大人たちの声を聞いて、

「じゃあ、この子逃がそうか?」

「でっかいの逃がす?」

「ちっちゃいのにする?」

と、子どもたちの相談が始まりました。



これは、9月6日のかえるクラブBコースの1コマで、

この日は、シーカヤック&馬とのふれあい体験でした。

バケツと虫かごいっぱいのタコクラゲ。たぶん、20匹近くはいたと思います。


台風の影響で海にはまだ波があり、前日のAコースは、敢えなくシーカヤックを断念。

この日も海の様子を見ながらでしたが、なんとかシーカヤックを楽しむことができました。

とはいえ、やっぱり波は少し強く、早々にカヤックは切り上げることに。

でも、ここからがめちゃくちゃ盛り上がりました(笑)



気がついたら、子どもらは、そのまま海遊びへ。

そして子どもたちが夢中になったのが、

タコクラゲ捕り。

タコクラゲって、ほんとかわいいんです。

ふわ〜っと海の中を漂っていて、水色っぽい子もいれば、白っぽい子もいる。

点々模様があるのが普通かと思ったら、

「あれ?この子、点々がない!」

なんて子もいたり。

生き物がちょっと苦手な子でも、

「かわいい〜!」

となることが多いタコクラゲ。

そして何より、泳ぐスピードがゆっくりなので、子どもたちが自分の手で網を使って捕まえられる。

「あ!おった!」

「こっちにもおる!」

「めっちゃでかい!」

「これ、色違うで!」

見つける。

追いかける。

網ですくう。

もう、止まりません(笑)


そうして気づけば、バケツと虫かごの中はタコクラゲだらけ。

さすがに入りすぎていると思ったので、

「少し海に返してあげようや」と声をかけると、

最初は

「じゃあ1匹だけ」

だったのが、

「この子も逃がそう」

「じゃあこれも」

となり、

そのうち、

「もう全部逃がしてあげようや!」

という子まで。


そして、みんな、海へリリース。

ところが波があったので、浅い場所で放したクラゲが波に揉まれているのを見て、

「ここじゃダメや!」

と、もう一度すくい、膝より深いところまで連れて行って放してあげる子もいました。


やっと逃がしたと思ったら、

「やっぱりもう一回触りたい!」

と手ですくっている子も(笑)

捕まえたい。

触ってみたい。

でも、苦しそうだったら逃がしてあげた方がいいのかな。

そんな氣持ちが、

行ったり来たりしている様に見えました。


喜んで捕まえている姿だけでなく、

この葛藤しながらも、逃がしている姿もええなぁと思いました。

ちなみに、海で泳いでいるタコクラゲはこんな感じ。この日は海が濁っていたため、あまり綺麗に見えないかもしれませんが、ほんとめっちゃ綺麗だしかわいいんです。

たっぷり海で遊んだあとは、シャワーを浴びて、お弁当。

そして午後からは、馬とのふれあい体験へ。

ニンジンをあげたり、馬が好きなツルの葉っぱを見つけて、

何枚も何枚も取ってきてあげたり。

馬が食べるニンジンを、ひたすら切ってお手伝いしてくれる子もいました。




そして最後は、馬のお散歩体験。

目の前に立つと、やっぱり馬はでかい。

1頭、約200kg。

最初は、

「ちょっと怖い……」

と、へっぴり腰になっていた子もいました。


それでも大人に少しサポートしてもらいながら、ゆっくり馬と歩いてみます。

「ハイ!」

で出発し、

「ダー」

で止まる。

……はずなのですが(笑)


「ハイ!」

……。

「ダー」

……。



なかなか思うようには動いてくれません。

こちらの思い通りにならない(笑)




でも、だからこそ、少しずつ馬の様子を見ながら、

距離をとったり、声をかけたり、一緒に歩いたり。


最初は怖がっていた子が、

しばらくすると少しずつ慣れて、

馬のそばにいる姿も印象的でした。


馬はブラッシングしてもらうのが大好きとのこと。散歩の後、みんなでブラッシングしました。


タコクラゲと馬。

ふわふわ海を漂っている小さな生き物と、自分より何倍も大きな生き物。

もちろん、どちらも人間の思い通りにはなりません。


ただ、そこにいて、それぞれの命を生きています。


子どもらだけで居続けると、

どうしても、

「誰ができた」

「誰が早い」

「誰が上手」

みたいな比較が生まれることがあります。

それも人間の世界では自然なことなのかもしれません。



でも、その中に、

ただふわふわ漂っているタコクラゲがいて、

のんびり草を食べている馬がいる。

人間とはまったく違う生き物たちと同じ時間を過ごすことで、

「いろんな存在がおってええんやな」

みたいなことを、

言葉ではなく感じる瞬間があるのかもしれません。



「共に生きる」って、

何かを教わって身につけるものというより、

こうやって、

いろんな命と実際に関わりながら、

少しずつ身体で知っていくものなのかもなぁなんてことも思いました。

馬のエサのニンジン。たくさん切ってくれました。このニンジンがあっと言う間になくなりました。



そして今回、もうひとつ嬉しかったのが、

子どもたち同士の関係。

4月から始まった今年のかえるクラブBコースも、

今回で6回目。

月に一度ではありますが、半年近く一緒に時間を過ごしてきました。

今日も、海で一緒に遊んだり、

サッカーを夢中にやったり、

一緒にお弁当を食べたり。

回を重ねるごとに、子どもたち同士の距離が少しずつ近くなっているのを感じます。

一度きりの体験も、もちろん楽しい。


でも、同じ仲間と何度も会い、季節の変化を一緒に感じながら、いろんな経験を重ねていく。

それが年間コースの面白さでもあるんだろうなぁと、今回改めて感じました。

馬のお散歩。ロープの持ち方も習いました。

さて、次回のかえるクラブBコースは、

**10月4日(日)「海釣り&焚き火」**です!

魚が竿をググッと引っ張る感覚。

火をつけ、薪をくべながら焚き火を囲む時間。

また、今回とはまったく違う秋の体験が待っています。

かえるクラブは年間メンバーだけでなく、空きがあれば単発でのご参加も可能です。

「魚釣りしてみたい!」

「たき火してみたい!」

というお子さんがいましたら、ぜひ遊びに来てくださいね。

詳しくはこちらのページをご覧ください。



葉っぱもよく食べました。この葉っぱは特別好きとのこと。
タコクラゲに夢中な子どもたち。ゆったり泳ぐため、小さい女の子でも自由にふれあえるのが、またこの子らにとってすごく良かったんだと思います。




タコクラゲと遊んだ9月。

次はどんなものを見つけて、

誰と何に夢中になるのでしょうか。

半年一緒に過ごして、少しずつ仲間になってきた子どもたちと、

また来月、一緒に過ごせることを楽しみにしています。




けん

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