焚き火の前で、火を背にして、
なにやら「ん〜〜〜っ」と力んでいる子がいました(笑)
何してるんやろ?
と思って見ていると、
「けんちゃん、おなら我慢してない?」
「え? 我慢してへんよ(笑)」
「おならを焚き火にやったら、すごいことになるらしいから、やってみたいんだよね」
なるほど。
おならを出そうとしていたんだ(笑)
その姿がなんとも滑稽で、思わず笑ってしまいました。
これは、9/26(土)〜27(日)に開催した、
シーカヤック&馬とのふれあい体験キャンプの1コマ。
毎度のことですが、
今回もキャンプの最初にこの話をしました。
「この2日間、明日帰るまでは、このメンバーみんなで大家族だよ」
「3年生、手あげて〜!」
「3人か。3年生は三つ子やね。」
「4年生は?」
「お、3人!4年生も三つ子や。」
「5年生は?」
「おぉ!5年生も三つ子やん。」
「6年生は双子やな。兄ちゃん姉ちゃん、頼むで〜!」
この2日間は、誰かがお客さんではなく、みんなが大家族の一員。
みんなで協力し合って、ナイスなキャンプにしていこう。
そんなところからスタートしました。

天氣予報は、2日間とも雨。
どれくらい活動できるかな〜
きっと大丈夫だろうとなんとなく思っていましたが、
ありがたいことに、大雨に見舞われることはほとんどなく、
シーカヤックに、
馬とのふれあい、
釣りに、
焚き火に、
ドッジボール。
今回もいろんな時間を過ごすことができました。

中でも初日のシーカヤックは、ちょっと特別な時間になりました。
普段、この場所は10時を過ぎると、
風や波が出てくることが多いのですが、
この日は雨のおかげなのか、
時間が経っても海は比較的穏やか。
自然の家のスタッフさんの計らいもあり、
いつもはなかなか行くことのできない無人島まで、
行きたい子らと一緒にカヤックを漕いでいくことができました。
肩が痛い・・
腕が・・・
となっている子らもいましたが、
自分たちの力で漕いで、
いつもより、ずっと遠いところまでたどり着く。
子どもたちにとって、
ちょっとした冒険になったんじゃないかなと思います。

そして、馬とのふれあい体験。
エサをあげたり、
ブラッシングをしたり、
たづなを持って一緒に散歩したり。
これまでも何度か同じ体験をしていますが、
今回の子どもたちは、馬の扱いが上手な子がほんとに多かったです。
今回ふれあった与那国馬は、小柄とはいえ体重約200kg。
それを20〜40kgくらいの子どもたちが、
たづなを持って散歩させます。
「ハイ!」
で歩き出して、
「ダー」
で止まる。
……とはいえ、
馬だってそんなに簡単には言うことを聞いてくれません(笑)
途中で草を食べに行こうとしたり、
なぜかカッパをハムハムしようとしてきたり(笑)
それでも小学校3、4年生くらいの子が、
「そっちダメ!」
「ダー!ダー!」
と一生懸命に伝えながら、自分で馬を散歩させていました。
小さな身体で、200kgの馬と向き合う姿。
なんとも、たくましくて、そして、けなげでした。

そんな楽しいこといっぱいの2日間でしたが、
楽しいことばかりだったわけではありません。
1日目の夜。
ちょっとした勘違いから、子ども同士の揉め事が起こり、
涙を流す子もいました。
そこでみんなで集まって、話し合いをしました。
誰が悪いのかを決めるためではありません。
「何があったんだろう?」
「それぞれ、どんな氣持ちだったんだろう?」
「じゃあ、ここからどうしていこうか?」
一つひとつ、みんなで話しました。

3年生から6年生までの子どもたちが、1時間近く、
決して楽しいとは言えない話に向き合い続けました。
普段なら話が長くなると、集中が切れてしまうこともありますが、
このときは、みんながその場にいて、みんなの話に耳を傾け、
何人もの子が自分の思っていることを話してくれました。
なかなか、すごいことだと思います。
キャンプの最初に話した、
「この2日間、みんなは大家族」
ということ。
一緒に過ごす家族の中に、
悲しい思いをしている子がいるなら、
一度みんなで立ち止まる。
誰かを悪者にするのではなく、
何があったのか。
どう感じていたのか。
そして、ここからどうしていきたいのか。
みんなで考える。
起きてしまったこと自体は、悲しいことだったかもしれません。
でも、
起きてしまったことから、僕たちは学ぶことができる。
そして、
そこから、より良い関係をつくっていくこともできる。
今回の話し合いを通して、そんなことを改めて感じました。
今回のキャンプでは、ほかにも子どもたちのいろんな姿に出会いました。
普段はちょっと口の悪い男の子が、女の子に話すときには、驚くくらい丁寧に、相手を思いやった言葉を選んでいたり。
自分のことだけじゃなく、兄弟や周りの子のことまで考えて、いろんな氣持ちの間で揺れている子もいたり。
子どもって、僕たち大人が思っている以上に、
いろんなことを感じ、
いろんなことを考えているんだなぁと改めて思いました。
だからこそ、すぐに大人が答えを出すのではなく、
子どもたちが何を感じているのか。
本当はどうしたいのか。
そこに耳を傾けながら、一緒に考えていくことを大切にしたい。
自由にするということは、
何でも好き勝手にしていいということではありません。
人と一緒に生きていれば、ぶつかることだってある。
そんなときに、誰かを悪者にして終わるのではなく、
「じゃあ、どうしたらみんなで氣持ちよく過ごせるんだろう?」
と話し合っていく。
そんな経験も、子どもたちにとって大切なんじゃないかなと思います。

そして、そんな夜が明けた2日目。
前日の夜、
「釣りに行きたい!」
という声が子どもたちから上がっていました。
雨や2日目のスケジュール、海の満潮・干潮の時間を考えると、行けるとしたら早朝。
「じゃあ、朝早く起きられたら行くか!」
そんな話をしていました。
そして翌朝。
みんな起きるなり、
「今日、釣り行ける?」
「釣り行く?」
と聞いてきまして(笑)
子どもらの「釣りしたい!」エネルギーに思わず笑っちゃいました。
6時半頃には準備を始め、7時前には余裕で出発。
みんなで海まで歩いていきました。

この日は少し波もあって、決して釣りやすいコンディションではありませんでした。
しかも釣りって、
とにかく待つ。
待つ。
待つ(笑)
最初はほとんどみんな釣りをしていましたが、そのうち、
「もう釣りや〜めた!」
となる子も。
すると今度は、カニ探しが始まりました。
岩をひっくり返したところにいたりします。
最初は、
「怖い〜」
となかなかカニに触れなかった子も、
みんなが捕まえているのを見たり、
自分なりにやってみたりするうちに、
最後には自分で捕まえられるようになっていました。
こういうことも、
生きる力なんだと思います。

結局、2時間近く海で遊んで、魚も2匹ゲット!
そして、カニはた〜くさん捕れました。
持って帰った魚とカニは、フライにして、
いただきま〜す!
これが、
めちゃくちゃ美味しかったです。
「おかわりいる人〜?」
と聞くと、ずら〜っと行列ができるほど。
並んでない人はいなかったんじゃないかというぐらい(笑)
中には、
「カニ美味しいんだけど、カニの目が(特に)美味しい!」
なんて言っている子もいました(笑)
「釣りに行きたい!」から始まって、
朝早く起きて海へ行き、
釣ったり、
捕まえたり、
それを食べる。
こういう経験を一つひとつ重ねていくことが、
自分で考え、自分で動き、
生きていく力につながっていくんだろうな。
と思います。

途中で雨が降る時間もありましたが、焚き火もできました。
体育館ではドッジボールで大盛り上がり。
そして焚き火の前では、おならを出そうと一生懸命になっている子(笑)
ほんと、
笑いあり、涙あり。
いろ〜んなことがあった2日間でした。
泣いたり、笑ったり。
ぶつかったり、仲直りしたり。
自分の氣持ちを伝えたり、人の氣持ちを聞いたり。
「やりたい!」と言ってみたり、
やってみたけどうまくいかなかったら、また別の面白いことを見つけたり。
そういう一つひとつも全部ひっくるめて、キャンプなんだと思っています。

子どもたちは、大人が思っている以上に、
自分で考える力も、
人を思いやる力も、
失敗から学び、また関係をつくっていく力も持っています。
僕ら大人ができることは、
先回りして全部整えてあげることではなく、
子どもたちの中にある力を信じること。
そして必要なときには、一緒に立ち止まって考えること。
今回の2日間を通して、改めてそんなことを感じました。
参加してくれたみんな、ありがとう。
また一緒に、いっぱい遊んで、いっぱい笑って、いろんな経験をしていこうね^^



次回は、秋の醍醐味、10/31(土)〜11/1(日)の海つり&たき火キャンプです。
今回の釣りと異なり、波止場にて、アジ釣りをします。
運が良ければ、みんなで200匹以上釣れることも!?
たき火は、何度やっても、もちろん盛り上がるし、
そんなキャンプを子どもにさせてあげたい人は、ぜひ、こちらへ。
きっと、たくましくなって帰ってきますよ。
けん








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