これは、ある子が、ある日の夕方に大量に釣れたアジを見て、伝えてくれたこと。
「え!?
寿司握れるの??」
とびっくりしましたが、
「お願い」と伝えたところ、
本当に作ってくれたのです。
これが美味しくて美味しくて、
あるスタッフは、「初めてこんなに美味しい寿司を食べた」と言っていたぐらい。
小さいアジだったのですが、
今までアジで寿司を作るなんて発想がなかったし、
まさか参加してくれた子が寿司を握れるなんて思いもよらず、
とても嬉しい出来事でした。
さらに、その日の夜の会で、その子がこう伝えてくれました。
「みんなで協力して、お寿司を作れたことが嬉しかった」
と。
それだけでも感動だったのですが、
そのことを詳しく聞いてみると、
「〇〇くんたちが、魚を釣ってきてくれて、下処理してくれて、
〇〇ちゃんが酢飯を作ってくれて、
僕が寿司を握って、この寿司が作れた」
と言ったようなことを説明してくれました。
これを聞いて、
めちゃくちゃ感動しました。
積極的に意見をみんなの前で伝えるタイプではないその子が手を挙げて発言してくれただけでも嬉しいのに、
今までこのような発言を聞いたことがなかったですし、
むしろ、かえる村の活動を始めて以来11年で、
この様な発言を聞いたことが、指で数える程だったので、
(忘れているだけかもしれませんが(笑))
余計に嬉しかったです。
ちなみに、島暮らし後に、
他のスタッフもこの出来事が印象的だったと話てました。
かえる村では、自由な時間が多く、
ともすれば、個人プレイになったりする場合もあるのですが、
こうして、自然な流れと、この子の率先した言動により、
協力して寿司を作り上げる。
そして、みんなで美味しい食卓を囲める時間を作れて本当に嬉しかったです。
しかも、それをスタッフがお膳立てした形ではなく、この子の発言からそうなったということが最高でした。
まさに協力。
島暮らしの醍醐味の一つ、力を合わせて、何かを達成することを味わえました。
これは、8/9~8/19までの島暮らし体験での一コマですが、
他にも、いろいろなドラマが巻き起こりました。
ある子らは、煮卵が大好きすぎて、おいらと一緒に「ニタメン(煮卵メンバー)」を結成して、毎日、何個も煮卵を食べたり、
寡黙なある子は、涙ながらに、みんなの優しさに触れられて嬉しかったと自分の言葉で語ってくれたり、
ある子は、洗い物が嫌すぎて、朝ごはんを食べなかったり(朝ごはんは、食べたお皿は自分で片付けようということになってました)、
ある子は、みんなで参加した地域のお祭りで面白いことをして、みんなを大笑いに包んでくれたり、
ある子は、片付けトランプに負け越していて、毎朝のやりたいことで片付けトランプで勝つことを日々あげていたり(昼と夜は、食べ終わった後に、みんなでババ抜きなどのトランプゲームをして、負けた数人が片付けることにしてました)
ある子は、コンクリ作業が楽しすぎて、この数日間でめちゃくちゃコテの使い方が上達していたり、コンクリ作業が一番楽しかったと帰りに伝えてくれたり
船で釣りに行ったり、
一から饅頭をつくって食べたり、
地域のお祭りに参加して花火を見たり、
近所の方々とたき火を囲んでBBQしたり、
など、
ここに書き切れないぐらいのドラマがたくさんありました。
島暮らしでは、「島の暮らしを通して、共に育ち合うこと」を目的としているのですが、
一連の出来事を振り返ってみて、
まさにそれができていたのではないかなと思います。

これにて、11日間の島暮らしはおしまい。
正直なところ、めちゃ楽しかったけど、
今、めちゃくちゃ寂しいです。
日々から彩りがなくなったとまでは思わないけど、彩りがだいぶ減った氣がするぐらい。
本当に豊かな日々でした。
今、そんな気持ちです。
やっぱり共に暮らせるってことが
自分自身にとっても大きな喜びであることを再確認しました。
次の島暮らしはまだ決まっていませんが、
また準備して、開催しますので、楽しみにしておいてください。







けん






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